たくさんある証拠金のメリット
外国為替市場(インターバンク取引)では、取引の最小単位が100万通貨単位、ドルであれば100万ドルとなっています。1ドル=100円とすると、100万ドルを買うには1億円か必要となり、個人が取引をするには、ほとんど不可能です。これを個人が取引しやすいように、外国為替証拠金取引(FX)では取引単位を小口化しています。ドルの場合、1万ドルから取引を扱うところが多く、最近では1000ドルまで小口化しているところもあります。
次に、少ない金額で大きな取引ができることも特長です。外国為替証拠金取引の場合、10万円を証拠金として為替事業者に預けると、それを担保に約10倍〒万ドル)の取引が可能になります。(*)この効果を具体的に外貨預金との比較で見てみましょう。左
1ドル=100円のとき、外貨預金で1万ドルを購入するには、100万円が必要です(手数料は考慮せず)。これに対し、証拠金取引で1万ドル購入するには10万円の証拠金で済みます。1年後、1ドル=102円になったので、1万ドルを売却するとします。外貨預金、証拠金取引のいずれでも2万円の利益を出すことに成功しました(手数料、金利、スワップポイントを考慮しない場合)。ですが、利回りで比べると、外貨預金は年利で約1 7%。一方、証拠金取引では年利20%となり、この差が証拠金取引の資金効率のよさと言えるのです。
また証拠金取引では、2つの方法で利益を追求できます。―つは為替レートの変動を活用し、「安く買って高く売る(あるいは高く売って安く買う)」ことで為替差益を得る方法です。
もう1つの方法は通貨間の金利差(スワップポイント)を得ることで、安い金利の通貨を売って高い金利の通貨を買うと金利調整分を受け取ることができます。このスワップポイントについては次のページで詳しく説明します。さらに、パソコンや携帯電話を使って、24時間リアルタイムで外貨を売買できることも大きなメリットです。市場の動きに合わせて取引レートもリアルタイムで更新されるため、一瞬のチャンスも逃さずに取引することができます。
この外国為替証拠金取引で、実際に為替取引をしてみましょう。
メンタル面が心配な人のためのFX投資術
実際に投資をしているとき、自分の予想通りに順調に取引が進んでいれば落ち着いていろいろな判断ができます。しかし、ひとたび予想がはずれて、しかも値動きが大きくなったりすると、パニックになってしまうこともあります。
大まかな取引のシナリオを書いておく
自分はどんな局面でも落ち着いて的確な判断ができる、という人は別として、ちょっと自信がないと思うならば、取引を始める前にさまざまな場面を想定したシナリオを描いておくことをお勧めします。FX取引の場合、どの通貨を買うのか、あるいは売るのかを決めて取引を始めるわけですが
その判断のもととなった材料はなんだったのかをきちんと認識しておくことが大切です。そして相場がどのように展開すると予想しているのか、どの程度上がる(下がる)と読んで、どこに利食いのポイントを置くのか、予想がはずれてしまったらどこでロスカットするのか、どれくらいの期間を見込んでいるのか、などなど自分の中で大まかに取引のシミュレーションをしてみましょう。
また、例えば近々為替に影響を与える経済指標の発表がある、イベントがある、などの場合にはそれによって、動きが出る可能性があるかどうか、どう対応するかも考えておく必要があります。このように考えることは面倒思えるかもしれませんが、それによって予想がはずれたときにも大きな損失を被らず、取引を終えることができます。また、1回1回の取引を確認し、特に失敗したときには「なぜ予想がはずれてしまったのか」を検証し、原因をはっきりさせることで、勝率アップにつなげていくことができます。
FX取引において勝率を100%にすることは、ほぼ不可能です。しかし、こうした検証をくり返し行うことで勝率を上げ、トータルで収益を上げていくことは決して不可能ではありません。人間の心は意外と弱いもの。さまざまな場面を想定し、シナリオを書いて取引を始めることで、相場の動きに冷静に対応していくことができるでしょう。またFXで本気で勝つならFXスプレッドを検討しましょう。fx1000通貨でも取引コストに差が出ます。